特定非営利活動法人法人 疾病管理・地域連携支援センター

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組織概要

理事長ご挨拶

疾病管理・地域医療支援センターについて・・・理事長 松岡 健平

 新しい発見によって、医療が進化し、高度に分化され、専門医のみならず、コ・メディカルを含む学術的チームを広く必要とします。プライマリー・ケアベースで管理される慢性疾患患者の診療の大部分は家庭医の手によりますが、種々雑多な症例に忙殺される家庭医の物理的能力を超え、医療の崩壊を目の当たりにすることが少なくありません。患者の高齢化に伴い、慢性疾患の合併症や併存疾患もまた増えました。医師不足と言われる一因に、家庭医が一定の診療水準を維持するのに、多くの専門家との連携を必要とするようになったことが挙げられます。

 当NPO法人の目的は、あらゆる疾患における診療連携の質的向上を促進することです。
とくにプライマリー・ケアベースで管理される慢性疾患の診療の効率と安全性の確保を支援することです。そのためには、基本的な情報と実践的技術を集約して、家庭医に届けることです。さらに、情報を知能として自己管理技術を家庭医とともに患者に提供することです。従来、わが国では、最低限の条件(minimum requirement)については、関係する学会や所轄官庁が実地医家に示していますが、それを満たす行動基準(MALP: minimum acceptable level of performance)を具体的に示すことはありませんでした。

 近年、実証に基づく医療(EBM)の次世代の医療形態として、Translational Medicine(TM:仮に翻訳医療と訳す)の実践的開発が試みられています。EBMの基本に変わるところはありませんが、介入疫学により、新しい実証の成果を発見することです。数値以前に診察や検査項目の最低限度の組み合わせを検証することも大事な仕事です。TMの第1形は臨床から研究室への速やかなフィードバックですが、新知見を患者のために翻訳する作業が第2形で、医師、コ・メディカルが日常実践していることです。

 患者の持つ情報を知能にし、あらゆる医療上の格差を解消しなければなりません。私の専門は糖尿病ですが、糖尿病のように生涯にわたる患者・医療側の長い連携を必要とする疾患は他に少なく、そのケアはあらゆる慢性疾患管理のモデルとなり、応用され得るものです。患者は夫々異なりますし、実地医家の得意な分野、医療施設の立地も異なり、診療連携の多様性を系統化してまとめるコンピュータソフトの開発が必要になるでしょう。統合から個別化へ、これまで以上に医療人への援助を促進する時代になることを期待しています。

 

~2015年の抱負~|高齢化した糖尿病患者の併存疾患にどう向き合うか

役員

理事長 松岡 健平 東京都済生会中央病院
理事 阿部 泰久 あべ内科クリニック
理事 辻野 元祥 東京都立多摩総合医療センター
理事 近藤 太郎 近藤医院
理事 宇治原 誠 国立病院機構横浜医療センター
理事 江本 直也 日本医科大学千葉北総病院
理事 平井 愛山 千葉県立東金病院
理事 中野 智紀 東埼玉総合病院
理事 瀨戸 僚馬 東京医療福祉大学
理事 布施 克也 新潟県立小出病院
理事 吉本 幸子 小松市民病院
理事 中村 隆志 済生会滋賀県病院
理事 大野 昭 りんくう総合医療センター市立泉佐野病院
理事 中塔 辰明 岡山済生会総合病院
理事 佐藤 利昭 松江赤十字病院
理事 安西慶三 佐賀大学医学部
理事 砂川 博司 すながわ内科クリニック
監事 秋山 美紀 慶応大学

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